人と音色MAGAZINE
文化の発信地 アメ村で開催!ボーダレスな音楽フェス「ひときわ音楽祭2023」

文化の発信地 アメ村で開催!ボーダレスな音楽フェス「ひときわ音楽祭2023」

2023年11月29日。「ちがいを知り、惹かれあう」をテーマに掲げたインクルーシブな野外音楽フェス『ひときわ音楽祭』を開催しました。この音楽祭は障害の有無に関わらず多様な人々が一緒になってステージをつくるボーダレスな空間で、好きなこと、得意なこと、身体的特性もひっくるめた一人ひとりの”ひときわ”のちがいが響き合うイベント。たくさんの人々と共にちがいの持つ魅力を共有し、お互いのちがいや障害を乗り越えること自体を楽しめる世界を目指したい。そんな想いを「ひときわ(一際)」という言葉に詰め込み、2022年にスタートした年に一度のお祭りです。

2年目の開催となる今年、「ひときわ」に共感してくださったのが、若者カルチャーのメッカ・アメリカ村のランドマークである大阪ミナミの商業施設「心斎橋BIGSTEP(ビッグステップ)」!様々な世代や文化の人々が行き交うこの場所は、ちがいに対してフラットに向き合える、ひときわ音楽祭にぴったりだと意気投合し、共催でこのイベントを実現しました。

ひときわ音楽祭2023
開催日: 2023年10月29日(日)
時間:12:00〜18:00
場所:心斎橋ビッグステップ(大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目6−14)
料金:入場・観覧無料
主催:株式会社人と音色、心斎橋ビッグステップ
協力:株式会社アドヒップ、世界ゆるミュージック協会
イベントページ:http://big-step.co.jp/event/detail/105
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000074945.html

コンセプト

会場から漏れ聴こえてくるカッコいい音楽に足をとめ、パフォーマンスに目を奪われ、もっと知りたいとステージに近づいてみる。近くで見ていると、その人がもっと好きになってくる。心で観て身体で聴いて、自分の中から湧き上がって来る無垢な感情に気づいて、年齢・性別・国籍・容姿・障害の有無なんか、きっと小さな事に思えてくる。
わたしたちが日常に起きてほしい「ちがい」との向き合い方を、この音楽祭でも目指しました。

「ちがいを知り、惹かれ合う」

好きなこと、得意なこと、身体的特性や不自由さもひっくるめて、一人ひとりと丁寧に向き合えば向き合うほど、それぞれの独自の魅力が伝わってくる。
「ちがう」から、もっと知りたくなる。
「ちがう」から、惹かれ合う。
そして、あなたの「ちがい」も、もっとステキに感じられる。
わたしたちはこのインクルーシブな音楽祭をとおして、ちがいに耳を傾ける体験を一人でも多くの方に届け、お互いのちがいや障害を乗り越えること自体を楽しめる社会を目指していきます。

ちがいを楽しむ体験

ちがいが響き合うコラボステージ&トーク

障害の有無や年齢、音楽のジャンルにとらわれず様々なアーティストがステージを飾ります。ときには音楽に魅了されてステージと客席が一体となり盛り上がる、まさにその空間はインクルーシブ。そしてそれぞれの魅力がかけ合わさるコラボステージも多数!パフォーマンスのあとは、アーティストのことをもっと知りたい!という想いに応えトークの時間も。どこよりも人と人が近い、ステージを目指しました。

仲よくなるファンカード

演奏後の盛大な拍手だけでは伝えられない想いや、「君のことをもっと知りたい」「仲よくなりたい」というメッセージを、ファンカードに記入して送り合える仕掛けを用意しました。ポストに投函されたファンカードは後日、本人に届けられます。

当日の様子

『ちがいを知り、惹かれあう』をテーマに、今年も様々なアーティストが会場を盛り上げました。アーティスト同士のコラボステージでは、お互いのちがいを知る楽しさや、ちがいがかけ合わさり全く新しい表現が誕生しており、その場にいた多くの観客に力や感動を与えていました。

ダウン症のマリンバ奏者 多田駿介 x ミッチュリーのコラボステージ
ヒップホップシーンを牽引する韻踏集団「韻踏合組合」
韻踏合組合のステージに思わず飛び込んでしまう女性には大きな拍手が!
自閉症のピアニスト ⼩柳拓⼈
⼩柳拓⼈ x 韻踏合組合がコラボレーション「So What」めちゃめちゃクールなステージに
インクルーシブな世界を目指すパフォーマンス&プロデュースチーム DIVERz
DEAFのダンサーKAZUKIと梶本瑞希がどのように音楽を捉えているのかインタビュー
盛大な手話の拍手で称えていました
Stay dench!(大阪暁光高校ダンス部)
SHAFT BLAZE
SHAFT BLAZE
スポーツブランドFILAの心斎橋BIGSTEP店のSTAFFがこの日の為に結成 FILA SHINSAIBASHI BIGSTEP STAFF CREW
DIVERz含め全てのダンスチームが生バンドとHIDA(韻踏合組合)の即興に合わせて、スペシャルセッション!会場が大盛りあがりでした。
夕暮れを彩るBAGDAD CAFE THE trench townのステージ
トリを飾るのは、ツナガリMusic Lab.に通う生徒たちの有志バンド「ツナガリバンド Guest. AQUVI」
ステージの周りには他の出演アーティストも集まり、ステージを盛り上げていました
BAGDADのメンバーもバンドに参加
小柳拓人もキーボードに加わり、ちがいが交わりまくります
大きな拍手を受け取り、やりきった表情のツナガリバンドのアーティストたち

LIVE PAINTING

ひときわな表現は音楽だけではありません。ステージの裏手アトリウムエリアでは、アトリエコーナスから西岡弘治さんがきてライブペインティング。国内外で評価される”楽譜を模写する”スタイルの作品が目の前で生まれていました。

一度制作が始まると周りに目もくれず集中して制作を行っています
制作の様子をライブ中継してお客さんと一緒に見守りました

さまざまな体験型ブース

参加者が音楽の素晴らしさや、ちがいを楽しむために、音楽ステージ以外色んな”ひときわ”なブース出展をご協力いただきました。

世界ゆるミュージック協会ブース

通り沿いには誰でも楽しめてすぐに演奏できる「ゆる楽器」の演奏体験ブースが開かれました。ツナガリバンドでも活躍する「インスタコード」や、人と音色とソニー・ミュージックエンタテインメントとが共同開発した「電車ベース」など様々な楽器を触って、その場で合奏をしていました。

電車ベースの開発モデルとなった男の子がステージに。会場みんなで見守り、演奏ができたら大きな拍手が!

「ヘンとネン」ブース

「大阪の人の面白さ」を多角的に紹介するメディア『ヘンとネン』のブースがアトリウムエリアに登場。型にハマらない、枠におさまらない、人間という属性すら超えたエナジーを感じさせる人々に注目している本メディアが、まさに”ひときわ”な人々なのではないかと意気投合し出展していただきました。当日はフリー野菜、妖怪ガチャ、超生命体の古着屋など色濃いブースになっていました。

Thai Food Lounge DEE 心斎橋本店 ブース

BIGSTEP3Fのタイ料理店「DEE」がフードブースを出店してくれました。作りたての美味い料理と誘う香りで、イベントを盛り上げてくださいました。

クレジット

【主催】株式会社人と音色、心斎橋ビッグステップ
【協力】株式会社アドヒップ、世界ゆるミュージック協会
【MC】中島ヒロト(FM802) / しまだあや
【MUSIC】BAGDAD CAFE THE trench town / 韻踏合組合 / ⼩柳拓⼈ / ミッチュリー / 多⽥駿介 / ツナガリバンド Guest . AQUVI
【DANCE】DIVERz / FILA SHINSAIBASHI BIGSTEP STAFF CREW/ SHAFT BLAZE / Stay dench! (⼤阪暁光⾼校ダンス部)
【LIVE PAITING】⻄岡弘治(アトリエコーナス) 
【ブースショップ】世界ゆるミュージック協会 / ヘンとネン / Thai Food Lounge DEE 心斎橋本店
【バンドサポート】saetsu / MANA
【ボランティアスタッフ】NICK / たけし / かよ / ごっちゃん / いっしー / Tomita Kanako
【音響】Zich
【ライブ中継】NISHIHIRA(デンバク)
【手話通訳】栗田一歩
【スチール撮影】依藤寛人
【映像撮影】RIBIA
【キービジュアルデザイン】平松円
【ロゴデザイン】松尾聡
【ツナガリCREW】竹島恵美子 / 井関文香 / 福田佳寿美 / 竹内永理亜 / たきわきさえか / 田中アンナ / 山本幸宏
【プロデューサー】番長 / 武藤崇史 / 武藤紗貴子

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