渋谷の音で音楽をつくる
目次
渋谷の音を集めて音楽をつくる体験型ワークショップ
渋谷未来デザインのプロジェクト「子ども第三の居場所 『みらいの図書室』」の一環で、
渋谷の街中で好きな音を収録し、その音を組み合わせて音楽をつくる子どもむけワークショップを開催。子どもたちはiPadを片手に、会場である渋谷フレンズ本町を飛びだし、街の音を思い思いに収録しました。靴音、声、犬、コインランドリーの扉、風の音など、ひとりひとりの視点で街を切り取り、その音を組み合わせて音楽をつくりました。
渋谷の音で音楽をつくるワークショップ
開催日:2023年3月2日(木)、3月9日(木)、3月22日(水)
時間:各日 15:00〜17:00
場所:渋谷フレンズ本町(東京都渋谷区本町6丁目3−1)
料金:無料
企画:人と音色、アボカズヒロ(DJ)、株式会社ディレクションズ
※ 本イベントは渋谷未来デザインのプロジェクト、子ども第三の居場所 『みらいの図書室』の一環で開催しました。
体験設計
「ちがうって面白い」を音楽づくりを通じて体感する
本プログラムでは、街の音のサプリングや作曲体験を通じて、自分らしい表現を見つけたり、お互いの視点や感性のちがいに気づき、それを認め合う。そんな経験の中で『ちがうって面白い』を体感し、多様な社会で尊重しあえる感性を育むことを目指しました。
体験のながれ
3日間のワークショッププログラムを、全体では「収録・作曲・セッション」を経験できるように設定。1日のみの参加でも楽しめるように工夫しました。
当日の様子
“耳をひらく”準備運動からスタート
子どもたちは円になって集まり、時計回りに順番に音を出します。ただし前の人よりも小さな音でなければならないルール。ちゃんと小さい音だったかは周りのみんなで判定します。小さな音までをも感じようとするので、普段よりも耳の感度が高まった状態になります。
街に繰り出し、音を収録
iPadを片手に街へ。足音、電柱を叩く音、犬の鳴き声、交番の自転車のベルなど感性とアイデアで音を収録していました。
みんなが見つけた”自分だけの音”を発表
それぞれが見つけてきたオススメの音を順番に発表。自分だけが見つけてきた音や、その音を編集した曲を誇らしげに聴かせてくれました。
集めた音をつかって、作曲に挑戦
サンプリングした音を元に、ビートを作ったりエフェクトをかけた新しい音を生み出し作曲をしました。インパクトのある曲や繊細な音を楽しむ曲など、千差万別の音楽が生まれました。
みんなの音でセッション+360°マイクで収録
それぞれが作った音楽を組み合わせ、また新しい音楽を。360°マイクを中心にタイミングをずらしたり、距離をとって音のバランスを変えたり、様々な工夫が生まれました。
みんなの感想
参加してくれた子どもたちにアンケートをとりました。
どんな音をみつけた?
友だちの音はどうだった?
みんなでつくった音楽はどうだった?
その他の感想
本プロジェクトについて
「子ども第三の居場所 みらいの図書室」拠点とは
「みらいの図書室」は、子ども第三の居場所コミュニティモデルとして、主に小学生を対象に宿題のサポートに加えて様々なデジタルツールを活用したクリエイティブプログラムや、SDGs 視点での社会教育、実験、体験学習のプログラムを提供し、未来への関心や共感性、生き抜く力を高めていくことを目的とした地域支援事業です。
http://mirainotoshositsu.jp/
「子ども第三の居場所」とは
子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に134ヵ所設置され、2025年度までに全国500拠点の開設を目指しています。(2022年10月現在)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place
関連:みらいの図書室イベントレポート
渋谷未来デザイン みらいの図書室からのイベントレポートも出ています。
http://mirainotoshositsu.jp/report/253/